BWTWB/トレーサビリティーについて
BWTWBの2つ目の柱としてあげている トレーサビリティーについてです
この言葉馴染みがあるようでないような響きです。日本語では「履歴がわかる」といったところでしょうか。
食品などではどこどこの誰々が作っています! とか コードを読み込めばどんな生育環境でどう流通してきたかなど
そのものの履歴書が詳細に閲覧できたりするようになっていて 食べる側の選択指標の一つとして浸透してきているように思います。
食品では安心材料の裏付けとなるものと言えます。
それでは木材に関してはどうでしょう。
『産地(伐採地)がわかり 伐採業者、取引市場、製材所、など流通してきた過程、日付が確認でき、その後どういう管理を経て、加工されてここにある』といった流れが追跡できると木材のトレーサビリティーはしっかりしたものだと言えるでしょう。
木製品を作るための素材としてどのような木材を選択するか、トレーサビリティーはその撰材の大きな指標となります。
素材となる木材にもそれぞれストーリーがあり、制作しようとする木製品にもイメージからコンセプト、制作に向かうストーリーがあるのでお互いをより合わせる事で一つの作品となっていきます。
素材の出所の安心材料としてもしかり、ストーリーに沿ったふさわしい材料を選ぶための指標としても、トレーサビリティーの意義の裾野を広げれば、産地や樹木そのものへの興味を、制作する人と使用する人に提供できるバックボーンとして随所に活かせる有用な項目であると私たちは考えています。
BWTWBのもう一つの柱である『天然乾燥』もトレーサビリティーがあってこそ掲げることができるのです。